フォトスタジオMe-CeLLという名前ですが
ミッシェルとかミセールなんて言われる時もありますが『ミセル』と読みます。
細胞や小部屋、小区画を意味する“CELL”
遊女が並び、往来の客を誘惑した“見世”
そして人々を魅了する“魅せる”をかけた造語なんですが
“私の世界”という意味でもあります。
撮影というのは36mm×24mmのセンサーの中に画像を収める作業です。
何を写し、どのように描くかは撮影者の小さな世界です。
晴れの日を曇りにもできますし、曇りを晴れにする事も可能です。
ストロボによって光と影をコントロールでき、レンズによっても標準レンズか広角レンズか単焦点レンズか望遠レンズなのかで画角や写り方が変わりますし、角度一つで背を高くも低くも見せる事ができます。例えばこの写真は昼間で花畑の間の通路に屈んでいるのですが、ストロボと望遠レンズの圧縮効果によって見たままではない世界を創る事ができます。
被写体をいかに美しく撮影する為にどこに何を配置して隅から隅までこだわり世界を構築します。
写真の大きな意味として自分しか見ていない世界を皆に見せれるという部分があると思います。例えば戦場で戦う兵士の姿や、北極のオーロラなど実際に自分の目で見るのは難しい場面も写真を通して見る事が出来ます。
同じように普段とは違う被写体の魅力を引き出し伝えるのもカメラマンとしての大きな使命だと私は思います。
極論ですが、写真なんてシャッターを押せば撮れます。
自分と被写体との世界観を一枚、一枚を絵画を描くように大切に撮影するという自分自身への目標でもあります。
台東区入谷の“魅せる”写真スタジオMe-CeLL
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